ねこにうまれかわるひ


by shidainikodomo226
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終わらない炭鉱(やま)の物語

映画「三池~終わらない炭鉱(やま)の物語」を観た。
題名からして重く暗い内容が予想され、気分的には観たくなかった。
が、熊谷博子監督をお呼びしている事もあり、仕事の関係でどーしても
観なければならず、シブシブ上映会場に足を運んだ。

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始まるとそれは予想外に明るく前向きな内容で意外だった。
三池の歴史を取材したドキュメントだが、三池炭鉱で
たくましく生き抜いてきた人々の表情は、語られている
重い内容とは裏腹にとても柔和で慈愛さえ感じる。
三池炭鉱は有明海の海面下700キロメートルもの地下深く、
400キロメートル四方を縦横無尽に掘り進めていると初めて知った。
採炭場に着くのに1時間もかかるのだ。想像を超える深さと広さ・・・地下深くもぐる時の恐怖は今でも夢にみる、と70歳過ぎの元採炭工は話す。
■熊谷博子監督

1963年、458人もの死者を出した炭じん爆発事故が起こる。
助かった者もその多くがCO中毒による重度の後遺症を負い、家族の生活は
一変した。寝たきり、精神障害、心身障害、人格変貌による暴力・・・
当時25歳、妊娠中だった妻は「一口に38年て言いますけど、一日一日365日、
1年間掛けるの38年間。言葉には言い尽くせない苦労と悲しみの毎日だった」と語る
その言葉は重い。

熊谷監督のお話によると、この映画が最初に東京で上映された時は
100人ほどの劇場でモーニング1回のみ。
しかし初日、立ち見の出るほどの入り。その後も観客は増え続け、
上映回数を増やし上映期間も延長を繰り返し、最終的には8000人近い人が
観に来たそうだ。
年齢層も60年安保世代が多かったのが、だんだん若者やカップルが増えて
いったと言う。
ギリギリのところで懸命に生き抜いてきた三池の人々に、観客は励まされ癒される
と言う。

そして映画についてお話してくださった熊谷監督もとても魅力的な方だった。
「監督と呼ばないでください」とおっしゃってましたが(笑)
しぶしぶ観た映画だったが、観に行ってよかった。
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by shidainikodomo226 | 2006-08-26 18:01 | つれづれ